「クラウドサービス」という言葉を耳にすることが多くなりましたが、改めて「クラウドサービスって何?」と聞かれると、明確に答えられる方は少ないのではないでしょうか。
「クラウドサービス」という言葉を簡単に説明すると『ユーザーがサーバ等のインフラやソフトウェアを持たなくても、インターネットを通じて、サービスを必要な時に必要な分だけ利用する』ことです。
身近で最も多く利用されているクラウドサービスの例では「Gmail」や「Yahoo!メール」等の電子メールがありますね。
「クラウドサービス」を導入した理由、しなかった理由。気になりませんか?
総務省の「平成25年通信利用動向調査」に掲載されているTOP3ではこのように発表されています。
■「クラウドサービス」を導入した理由TOP3
<1位>資産・保守体制を社内に持つ必要がないから
<2位>初期導入コストが安価だから
<3位>どこでもサービスを利用できるから
■「クラウドサービス」を利用しない理由TOP3
<1位>必要がない
<2位>情報漏洩などセキュリティに不安がある
<3位>クラウドの導入に伴う既存システムの改修コストが大きい
ちなみに、「利用しない理由」の<4位>は「メリットが分からない、判断できない」となっています。
実は、<3位>と<4位>は僅差となっており、非常に気になる結果です。もし、これらの理由だけで躊躇しているのであれば、残念だと思いませんか?そのような方には以下の情報がお役に立てるかと思います。
「クラウドサービス」には多くのメリットがあります。
ここでは、その中から特に注目すべきメリットを5つ厳選してお伝えします。
『メリットが分からない』と導入を躊躇されている方もぜひ参考にしてください。
クラウドサービスは自社にシステム環境の構築が必要ないという性質上、導入時のコストが安価で済みます。
また、ランニングコストは基本的にユーザーごとの定額課金です。
金額はシステムの種類にもよりますが、1ユーザー数百円から数千円が相場です。
利用環境によっては急遽ストレージの追加が必要となる場合があります。
クラウドサービスでは、必要に応じてすぐにストレージを追加できるので、急な環境の変化にも対応できます。
自社内にサーバを持たないため、サーバの管理・運用の負担を減らすことができます。
また、サーバを持つことによるコスト・手間・時間・リスクを省くこともできます。
パソコンやスマートフォン、タブレットなどさまざまなデバイスからアクセスし、コンテンツやファイル、データを共有することが可能です。
インターネット回線があればどこにいても共有でき、仕事の効率が上がります。最近話題の「テレワーク」にも対応できます。
「BCP対策」(企業が自然災害やテロ被害などの緊急事態に備えて、被害を最小限に抑え、事業を継続させるための対策)においても、「クラウドサービス」は非常に有効です。
クラウドサーバは国内外の堅牢なデータセンターで管理されています。地震対策として耐震、免震構造のビルに格納していたり、停電などでサーバ稼働が止まらないように副電源や自家発電装置を取り入れたりしています。
また、障害発生時にもデータが消失することがないよう、バックアップ体制も整っているので、自社のデータ(財産)を守るために「クラウドサービスを利用する」という選択もあり得ると思います。
エステックのペーパーレス会議システム「ECO Meeting CLOUD」は、クラウドプラットフォームに業界最高水準の高度なセキュリティ機能を持つ『Microsoft Azure』を採用しています。
※ Microsoft Azureは、金融業界をはじめ高度なセキュリティを求められる分野において、高い信頼性を誇るサーバーシステムです。
クラウドサービス導入を検討する際には、様々な不安をお持ちになると思います。デメリットを完全になくすことはできませんが、慎重に選定したり視点を変えて考えたりすることで、当初抱いていた不安を軽減することは可能です。ここでは、クラウドサービス導入の検討時に不安を抱きそうな事象を不安軽減ポイントと合わせてお伝えします。
インターネットを介しての利用となるためデータの送受信に高度な暗号化などが必要であり、ネットワークからの脅威の対象となる危険性が高まります。
専門的な知識がないままに的確な事業者を選定することは難しいと思います。そのような場合は第三者機関による評価を確認する方法があります。「JASA-クラウドセキュリティ推進協会」や「FISC」の評価を参考に事業者を選択すると安心ですね。
また、クラウドサービスを利用者する側もログイン認証に他の要素を加える多要素認証などを行い、IDやパスワードをしっかり管理する必要があります。
そのほかにも機密情報はクラウドに置かないようにしたり、ファイルには必ずパスワードをかけたりするなど、万が一情報が流出しても他者が利用できないように対策することでリスクを回避することができます。
クラウドサービスは既製品のため、自社で自由にカスタマイズすることができません。自社の都合に合わせてシステムを構築することと比べれば、全てがぴったり合うということはないと思います。
「クラウドサービス」によっては、オプションサービスを利用して極力自社に合ったシステムに近づけることができる場合もあります。どのようなオプションサービスがあるのか一度調べてみましょう。
また、自社カスタマイズであれば操作がややこしくなってしまい全員が使いこなせなかったり、担当者が変わってカスタマイズの設定内容が把握できなくなったりするデメリットもあります。
最近は「働き方改革」以外にも「BCP(事業継続計画)」「東京オリンピック」「新型コロナウィルス」など様々な要因で在宅勤務(テレワーク)というワードが急浮上してきています。
それと同時に、クラウドサービス導入への関心もますます高まっているのではないでしょうか。今まであまり関心がなかった方も、今後は否応なしにクラウドサービス導入を検討せざるを得ない状況になる可能性が高まると思います。
エステックではテレワーク支援のコミュニケーションツールとして、「ペーパーレス会議システム ECO Meeting CLOUD」をお勧めしています。今年の2月には待望のWindows版が発売となりました。iPadとの混在環境での使用が可能となり、ますます活躍の幅が広がっています。
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